‐前回のあらすじ‐
キャズ通１００回記念イベントは企画会議により、多摩川１００ｋｍ行軍に決定！！
しかし、実施に当り、相棒フクチ・カネトTHE クマゴローの最側近２名、不参加を表明！！荒れる会議！果たして記念イベントは成功するのか…？
皆様…
「突如の身内２名不参加表明」にかなりのオカンムリになるワタクシ…どんより感満載になりつつある状況に、今まで発言しなかった新キャラ・ゴッチからこんな１言が。
「あのー何人参加でも良いんですけど、コレ１日じゃ～無理じゃないスか？だって、時速５km/h で歩いたって最低２０時間掛かりますよ。」「あっ！」驚愕の事実に息を呑む我々…
実際後で調べると、こう言うツアーが結構有りました。しかも大抵が１泊２日の旅程（バカ）
新キャラ・ゴッチ、教育産業で働く４６歳・岩手県出身・卒論は意外性の無い唯一の地元の英雄宮沢賢治・妻子有。
現在、妻実家で２世帯住宅に暮らし、住居ウワものローン残２０年を支払い実行中。月小遣い２万円（泣）。
先祖代々悪代官や野武士達に酷い目にあって来た由緒正しい伝統的東北最貧百姓のDNAを継いでおり、偉い人（上司）にいい歳こいて直ぐ反抗する癖有り。
それが理由で現在３階級降格の絶賛閑職中の状況。顔、へらぶなに似てます。そのゴッチの珍しい鋭い指摘を受け考え込む我々…
そこに友人Nが「じゃあーさーこれ、チャリンコでやればインじゃね？モギん家にママチャリ何台か有ったっしょ？それでやるべさ。歩くより頭悪そ～でイーじゃん。
フクチそんなら、朝スタート地点にモギと一緒にチャリンコ車で持ってきて。オレ、ゴッチと一緒に行くわ。」とナイス仕切り。
「N、次に生まれてきた時は絶対女に生まれて来るからな。そしてお前のお嫁さんになる！！」と言う錯乱気味のヤニっこい感謝の気持ちを持って会議は終了したのでした（バカ）
某日日曜日６：００AM＠小河内ダム管理事務所公衆便所前・気温１℃（寒）
現地集合が無事済み、フクチの車よりママチャリ３台を降ろす我々。
チームキャズ通１００回記念軍団、全員コンディション最悪。
ワタクシ：土曜の営業終了・店片付け終わったのが３：３０AM。４：００AM出発ゆえ、寝てない
友人N： 出張から最終飛行機で福岡から戻り、奥多摩の友人宅へ。そこで宴会。酔っ払い継続中
ゴッチ�： Nと一緒に奥多摩宴会出席。同上
いざしゅっぱああ～っ！！と言う時に、お約束のトラブル発生。
→ ママチャリ１台、カギかけっぱなし（大アホ）、しかも頑丈なヤツ。車内探せど、カギ見つからず…しょうがなく、車用工具でカギを壊す事に。
出発地点で、唯一明かりが有る所、何と交番。零下近い気温の中で、オマワリさんが居ないとは言え初老のオッサン達がドライバーとスパナだけで、
白い息吐きつつ、キンコンキンコンと大きな音を立て交番前で自転車の鍵を壊している姿はシュールなコントにしか見えず。
友人Nに至っては、二日酔い排出運動（リバース怪獣って事ね）を催し、トイレにこもりっ放し…３０分かけて、何とかカギ排除成功しすっかり冷え倒した体で６：４５AMやっと出発（泣）
ココから先も意外性の無いトラブル続き…区間別に書きますと…
第１区間小河内ダム～青梅線白丸駅
全てが下りの楽々コース。なのにワタクシ、総距離１００ｋｍの言葉に舞い上がり、ペダルガン踏み。
冬対策！！と着ていた厚着（上ヒートテックババシャツ２枚＋厚手フリース＋北極用ダウン・下ヒートテックももしき＋ジャージ＋インサレーション入り厚手ナイロン防寒パンツ）が
アダとなり体温急上昇で完全に熱中症でダウン。コンビニで３０分休憩。バイクツーリングの人に失笑される。
第２区間～中央線青梅駅
太陽が出て少し暖かくなる。一般道を走行していて出会うのは、山登りに行くかウォーキングをしているか道を掃除している７０歳以上の年寄りしかおらず。その数１００人以上。
Ｎ、思わず「姥捨て山か？」と叫ぶと掃除をしていたジジイ、もとい、先輩にそれを聞かれ３０分説教される。
第３区間～拝島橋
途中羽村の堰からサイクリングコースへ。
ココで、ゴッチが「実は嫁に１０年前から彼氏が居るんです。子供（中２）が僕の事をパパ。彼氏をゲンちゃんパパと使い分けて呼び適応しています。
ドシタラ良カロ？」と言う胸焼けするカミングアウトを聞かされる。これに加えて風景は渓谷なのだが川から上がってくる匂いはドブそのもので、両方の所為で本当にめまいを感じる。
第４区間～府中本町
コースに人が増える。特に多いのが５０万円位するロードレーサに乗ってピッチリした過剰アピールコスチュームの本格的サイクラー（って言うのか？）の方々。
集団走行多し。集団で狭いコースを激しいスピードで走行し、仲間内だけに分かるハンドサイン等入れる姿に「そんな高いモノを持ってんなら、こんなドブ川の横で格好付けテンじゃないよ！！」と毒づく。
第５区間～調布
ホンとはもっと距離を稼ぐはずだった。
しかし、ワタクシの愛車タイヤパンク（破裂）す。理由は空気の入れすぎ（マヌケ）自転車屋探�しに４５分。修理に３０分。
途中ココだっ！と自分がビシビシ直感を感じたラーメン屋で修理時間中昼食。昼時なのにお客が居ない理由が良く分かるお味（泣）「おめエーは本当に持ってない！！」
と言う説教をＮ・ゴッチ２人からステレオ攻撃で喰らい、すねる。
第６区間～二子多摩川
瓶ビール１人２本と向かい風にやられそうになる。
その所為なのかゴッチから「実は自分の息子が男好きではないか？しかも、老け専でヨゴレ専の…」と言うカミングアウト第２弾を喰らう。
ココ５年WWAを一緒に見に行ってるが、息子が興味が有るのは男の試合のみで女の試合（エロいコスチューム）になると決まって「パパ、なんか買いに行こう」と全く興味が無い事。
温泉に連れて行くと、必ず土方的なオッサンの全てを５分以上ジトーって見ているとの事。早くそんな家庭は崩壊すればいいと真剣に念じる。お尻の皮膚が全員痛すぎ傾向に…
第７区間～六郷橋
お尻痛すぎて、全員サドル座れず尻を浮かしてクネクネオッサンオキャマ走行へ変更。
また、全員徹夜明けのダメージが出始める。休憩時に、平気で道路端歩道で睡眠（気絶？・１０分）「ソッカ～このイベントはコジキになっても大丈夫になる為のモノなんだったんだァ～」と思ってしまう。
第８区間～天空橋（ゴール）
再びコース上にウォーキングする７０代以上の年寄りが増加。朝と同じ様な画面に、「多摩川って年寄りが上流から下流へ流れて来んだな。」と言う罰当たりな言葉が浮かぶ。
ゴッチに至っては少ない髪の毛が風圧・日焼けで完全に「マダラの親分」化する（ミジメ）そして４：１２PMゴール！！
ココに総時間１０時間を越える大実験は成功したのでありました。
その時浮かんだ言葉。ワタクシ「フクチぃ～迎えに来てェ～」、N「これ、ギャラいくら出んだ？」、ゴッチ「自分、心に溜まってた事を聞いて貰ってスッキリしたっす。この後、飯オモッテくれるんすかァー？」
…なんと言う、感動の無い幕切れ。
しかし、実際走ってみて思ったのは「多摩川は川から離れて見ると自然豊かに感じる。近づくと臭い」そして「上流の方がドブ臭い」…
だって、体で感じちゃったんだモノ。そして「意外に遠くないな」と言う事。１００ｋｍと聞いて、最初は尻込みしていたんですがやってみれば実現できた自分にチョと嬉しさを感じてしまいました。
これって、神様がお店も１００年続いて行けるよォ～と示してくれたのでは？などと自分勝手に都合の良い様に捉えて、ご機嫌に打ち上げをしたワタクシなのでした。
次のイベントは１５０回記念に！乞うご期待でゴザイマス。 駄文を長々とスイマセン。
来年もご贔屓に何卒宜しくお願い致します。
何時もの様に、従業員一同心のこもったおもてなしをさせて頂きます。
ご来店心からお待ちしております。
歴代のカーズタカ通信！もホームページにて掲載しております。
宜しければ拝見下さいませ、ませ！！
＝ほっとして温かい気持ちで店作り＝
目黒と共に85年
花見鮨 茂木和隆
Tel 03-3442-8730 ←（サースシニ ハナミオ）
Mobile 090-3066-2723
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